塗抹鏡検
採取した検体から標本を作製し、顕微鏡で菌の形や色などを観察し、どのような菌がいるのかを調べます。


採取した検体から標本を作製し、顕微鏡で菌の形や色などを観察し、どのような菌がいるのかを調べます。
血液寒天培地上の肺炎球菌のコロニー(塊り)
検体の種類や予測される菌によって適切な培地に塗りひろげて、一定の温度で保温します。翌日発育してきた菌が病原菌かどうかを調べます。
検出された菌にどのような抗菌薬が効くか調べます。
この検査によって患者様が使用している抗菌薬が効いていないとわかった場合は、効いている抗菌薬に変更します。このように投与薬の変更など治療に役立っています。
細菌検査は菌を培養する期間が必要なため、最終的な結果には3~4日かかります。
迅速検査としては、A群溶連菌・尿中肺炎球菌・尿中ピロリ抗体・尿中レジオネラ抗原・インフルエンザウイルス・RSウイルス・アデノウイルス・ロタウイルス・ノロウイルスなでを検査しており、これは約15分間~30分間で結果を出しています。
細菌検査はICT(感染制御チーム)活動にも参加しています。
遺伝子検査により結核菌群を検出し、早期発見に努めています。検査時間は約1.5時間です。