当院が受託しています神崎郡在宅医療・介護連携支援センターでは、11月24日(日)に第2回目となる『地域で考える医療と介護の講演会』を開催しました。
今回は、「住み慣れたこの町でどう生きどう逝くか ~神崎郡の看取りの実践~ 懇話会」と題して、実際に在宅で最期を迎えられた方の事例を通してお話をいただきました。
前半の実践報告では、医師・看護師・ヘルパー・ケアマネジャーがそれぞれの立場でどのような関わりや支援を行ったのか、ご家族としてどのような思いで介護をされていたかをお話いただきました。
後半のシンポジウムでは、専門機関や専門家の役割や介護者として家族を見送ることの意味などについて、話し合っていただきました。ご家族にとって、支援者が行う実際の処置や介護などはもちろん、困ったときや不安なときに支えてもらえる安心感が非常に心強かったというお話は、私たち医療や介護に携わる者が肝に銘じておくべきことだと感じました。
会場の市川町文化センターには、郡内から200名を超える方にお越しいただき、人生の最期をどこでどう迎えるか、家族をどこでどう見送るか、そのときの支援者の役割は、などについて考える機会となりました。
今後も、地域の皆さまにこのような機会を提供していきたいと考えております。